日本画

現代アートではないが、でもそんなに昔の作品ではない、今日はそんな日本の絵画の話をしていきたい。

絵を見たらきっとわかると思う。
青木繁の「海の幸」。
現実の漁の光景を描いたと思われる作品だけど、
実は青木は漁を見ていない。
一体どのように、書いたのか?

青木は絵の道を目指し、
東京美術学校に入学する。
そこで彼は一風変わった学生であった。
プライドが異常に高く、自信家だった。
人の絵を勝手に直したりして、ケンカにもなったことがある。
すでに学生の時代から新人画家として、期待されていた。
次の展覧会に傑作を出品しようとして、千葉県布良の海へインスピレーションを求め移住する。

共に移住した画家・坂本繁二郎によってもたらされる。
坂本は大漁の光景を目にしたことがあるらしく、
それを話して青木に伝えたのだ。
その話に青木は印象に残ったらしく、
「その話、俺にくれ。」とまで頼んだ。
そして、その話をもとに、「海の幸」が完成した。

何が言いたいかというと、一番価値のあるものは、
絵画でなく、買取の時に発生するお金でもなく、
人から聞く話であるということである。
時に人から聞いた話は、
日本画の買取価格なんかよりも、
ずっと高い価値を示すことがある。

日本画

有名な日本画、葛飾北斎「富嶽三十六景 神奈川県沖浪裏」。

なぜ富士山の扱いがあんなにも小さいのか?

あのように大げさな遠近法を利用することにより

富士山は本当に大きいと表現するとともに、

手前の波と同心円状に富士山が描かれているので、

自然と目が行くようになっているのである。

江戸時代ではコンパスのような働きをする

「ぶんまわし」を使用していたらしい。

日本画と洋画はそれぞれ違う魅力があるが、

どちらにも根強い人気があり、買取の金額も高額になっている。

求める人は多種多様。

何が言いたいかというと、

「自分はこのジャンルは嫌いだから、

これは価値のないものだろう。要らないや。」

と思って、粗大ごみとして処分してしまうかもしれない。

ちょっと待って。

捨てるという行為は、もしかしたらお金を捨てているかも知れない。

こんな勿体ないことはないのである。

このように日本画から見えてくることがたくさんある。

洋画といえども、影響を受けた人がいるし。

あのゴッホだって影響を受けた人の一人。

自分の価値観だけで物を判断するということは辞めてほしい。