手持ちの骨董品がどのような種類のものかはっきりしている、
作者が誰かを裏付ける証拠があるといった品であれば、売買はスムースに運びます。
しかし、証明するものが何もないという状況~陶磁器なら
箱がない、箱書きがない、書画なら落款がないなど~である場合は、
専門家に鑑定してもらう必要があります。
人気番組の影響で、鑑定というと「価格まで決める」ことだと思われているようですが、
厳密にいうと、「鑑定」とは「真贋」を見極めることであり、
「値段」を決めるということではありません。
例えばあなたが、江戸時代に作られたという柿右衛門(有田焼)を持っていたとします。
しかし、焼き物が入っていた箱には、
それを証明する箱書きのようなものはまったくありません。
あなたは江戸時代の作品だと思っていますが、
もしかしたら、それより時代が下ってから作られたものかもしれない。
また柿右衛門ではなく、似せて作られた贋作の可能性もあるわけです。
そうなると価値も価格も変わってきてしまいます。
それを回避するためにも、その品が本当に柿右衛門であるかの鑑定を行う必要があるのです。
手持ちの骨董品に対して知識のある鑑定士でないと見極めわれないので、
もしなんばで売りたいなら、
なんばで骨董品を買取っているところを探して情報を集めてみるのがよいでしょう。